▮マルバアキグミの5つの特徴
- シルバーリーフで、葉の表と裏のコントラストが美しい
- 銀色の葉が美しく、特に光の当たり具合で表と裏のコントラストが際立ちます。
- 難しい剪定を必要としない
- 手入れが簡単で、特別な剪定技術を必要としません。
- 生育旺盛で病害虫にも強い
- 成長が早く、病害虫に対しても強いので初心者にも育てやすいです。
- ドライとしても活用できる
- 収穫後に乾燥させてドライフラワーとしても利用可能です。
- 刈り込んでもどんどん枝が出てくる
- 刈り込みを行っても、新しい枝が次々と生えてくるため、長期間楽しめます。
▮マルバアキグミを選ぶ理由
- 栽培が簡単
- 手間がかからず、簡単に栽培できます。
- 空いている土地が有効活用に
- 露地栽培が可能なので、空いている農地を有効に活用できます。
- 収穫に追われない
- 収穫期に追われることなく、計画的に管理できます。
▮購入する前に知っていただきたい弱点と注意点
- 日照条件が悪いと生育が落ちることがあります
- 十分な日照が必要で、日照不足の場所では成長が鈍る可能性があります
▮こんな生産者の方へおすすめ
- 北海道~沖縄まで全国の生産者の方
- 日本全国どこでも栽培可能なので、地域を選びません。
- 露地で栽培できる品目を増やしていきたい方
- 露地栽培のバリエーションを増やしたい方に最適です。
- 簡単で病害虫の少ない品目をお探しの方
- 手入れが簡単で病害虫の被害が少ないため、安心して栽培できます。
- 収穫に追われない品目をお探しの方
- 収穫時期に縛られず、計画的な農作業を希望する方におすすめです。
▮栽培方法
【性状】
- グミ科グミ属の落葉低木。地域によっては葉をつけた状態で冬を越すが、寒地では落葉し枝の先端から枯れこむ。
- アキグミの変種とされ海岸地域に自生する。高さ2~3mになり、アキグミに比べると葉が丸く、全体に
- 細かな毛を持つために白っぽく見える。特に新葉と茎は白さが際立ちとても美しい。
- 花期は4~6月、9月~10月頃に結実。
【枝物として】
- 気温が下がってからは葉色が良くなり枝先が垂れにくくなる
- その後、気温が特に下がると下葉から黄化し落葉を始める
- 9~11月頃は出荷作業が行いやすい
- 生枝として、またドライ枝としての利用が可能
- いずれも、葉の裏と茎の白さを生かす使い方がお勧め。
【栽培】
定植間隔
- 100cm×150cm 程度 長い枝を得たい場合はもう少し広くする。
圃場準備
- しっかりと排水する土壌を作る。長雨の心配がある土地ではベッドを作る。
肥料
- 定植時には施肥を行わず生育を見ながら調整する。有機物の投入を行った場合、しばらく施肥は不要と思われる。
【管理】
潅水
- 定植から活着するまでは過乾燥とならないように注意する。その後は雨水で育つ。
剪定
- 定植から10~12月後(真夏時期は避ける)、しっかりと株が出来上がってから剪定を行う。
- 必要な枝を残しながら高さ40~50cm、幅40~50cmに古い枝を切り詰める。
- 残した枝と近い太さの新枝が伸長する。太すぎる場合はさらに剪定を行って調整する。
枝整理
- 行わなくても大きな失敗とはならない。より目的に近い枝を得るために行う。
- 例えば直上する枝は放射状に葉が付き、横に伸びる枝には葉が表面を上に向けて付くが、出荷したい形を枝を多く出すように調整を行うと効率が良い(枝のタイプによって分けて出荷)。
病虫害
- 春~夏の高温時にハウス内ではハダニが発生することがある。
工夫
- 大鉢やコンテナに植えて生育のコントロールを行うことも可能。
【出荷】
- 枝先が硬くなり垂れなくなる時期~落葉までの時期に出荷する。
- 枝のタイプ(葉が放射状タイプ、葉表が上面向きタイプ)で分けて販売する。
- 10本を1束として箱詰を行う。
※2022.8月版 営利栽培向け作物としての年数が浅く、栽培方法は暫定的なものとなっております