▮三角葉アカシアの5つの特徴
- 個性的な三角の葉をつける
- 独特の三角形の葉を持ち、視覚的に魅力的です。
- 生育旺盛
- 成長が早く、手間がかかりません。
- 温暖地を好む
- 温暖な気候で特に良く育ちます。
▮三角葉アカシアを選ぶ理由
- 生育旺盛で栽培が簡単
- 迅速に成長し、栽培が容易なため、特別な技術を必要としません。
- 露地で栽培可能なため空いている土地を有効活用できる
- 露地での栽培が可能で、未利用の土地を効率的に活用できます。
- 葉物として周年出荷が可能なため、収穫に追われない
- 年中を通して収穫可能な葉物として出荷でき、収穫時期に追われることがありません。
▮購入する前に知っていただきたい弱点と注意点
- 生育旺盛のため、剪定や根圏の制限等の対策が必要になる場合がある
- 成長が速いため、適切な剪定や根圏の制限などの管理が必要になることがあります。
▮こんな生産者の方へおすすめ
- 露地で栽培できる品目を増やしていきたい方
- 気候に左右されず、全国どこでも栽培可能です。
- 簡単で病害虫の少ない品目をお探しの方
- 管理が簡単で、病害虫の影響が少ない作物を探している方におすすめです。
- 収穫に追われない品目をお探しの方をお探しの方れない品目をお探しの方
- 収穫時期に左右されず、計画的に管理できる作物を探している方に適しています。
▮栽培方法
〈 播種・育苗〉
- 硬実種子。播種前に種皮の一部をカットする必要がある。
- 種子は全体に黒く、一部がクリーム色の突起となっている(へそ)
- へその部分を避け、爪切りで
- 種皮をカットする。その後、2~4時間ほど水に漬けてから(浸水)播種すると発芽揃いが良い。
- 浸水をしない場合でも適切な潅水を行えば良く発芽する。
- 育苗箱またはプラグトレイを使用し、
- 5mmほど覆土する。浅すぎると種子が持ち上がってくる。
- 20℃を保てば7~10日で発芽が確認出来る。
- 発芽した幼苗を7.5cmポットに移植する。
- プラグ育苗の場合も老化しないうちにポットに移植する。
〈 定植〉
- 排水の良い圃場を選ぶ。排水が悪い場所では大きくなりながら根が排水不良部へ到達したころから株枯れが発生する。海外近くでは潮害が発生することがある。
- 従来型の栽培では株間隔を広くとっていたが、近年では狭く植え小型の樹形としている。
- 種類によって調整するのが望ましい。
- 銀葉アカシア、パープレア、スペクタビリス:2m×2m
- コベニー:1.5m×2m
- 三角葉アカシア、ポダリリーフォリア、ウンシナータ1.2m×1.2m
〈 製枝〉
- 1年目は草丈20cm内外で先端を切り、側枝を伸ばす。風雨で倒れない高さが目安となる。
- 定植時期にもよるが側枝は次年には葉物として出荷出来る長さに生長する。
- 2年目の出荷時に、高さ20~50cm程度を残して切ると樹形の元となる。
- 3年目以降は春の花出荷と兼ねて、または出荷直後に整枝を行う。
- 各枝の基部の緑部分を5~10cmほど残して切ると新枝が発生する。
- 枝は伸長しながら夏頃には花芽をつくる。
〈収穫〉
- 花物として出荷する場合は5分開花頃~7分開花頃に収穫する。
- 促成栽培の場合は通常時より早いタイミングで収穫し夜温15℃、湿度95~100%ほどで管理する。
- 水揚げを十分に行うことも重要。
- 前処理にはハイフローラBRC50(~100)倍溶液を使用する。
- 立て箱湿式輸送が理想で、その際にもハイフローラBRC50(~100)倍溶液を使用する。
〈病虫害〉
- カイガラムシ、コガネムシ(幼虫)、チョウ類など:それぞれ専門薬で防除する
- 葉に黒斑や枯れ:ダコニール、ダイセン、トップジンMなど