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エキナセア

学名:Echinacea purpurea

科名:キク科ムラサキバレン属

エキナセア の切花栽培

北アメリカ原産の多年草で丈夫で育てやすい。筒状花と舌状花があり、舌状花は開花が進むと下垂する。 筒状花の花弁が長いものはポンポン状の花冠となり美しい。花壇材料として、切花として利用される。

適地:数年の据え置き栽培を想定。耕土が深いところのほうが無理なく健全に育てやすい。排水には十分に 留意する。 露地、ハウスとも可能。切花栽培の場合はハウスのほうが丈が伸びやすい。露地との併用により出荷期を 長く出来る可能性があり、組み合わせでの作付けも面白い。

施肥:肥料を多くすると大きく繁茂するが茎が軟弱になる場合があるので注意する。 施肥例)窒素:リン酸:カリ=5:2:5 kg/10a EC 値が0.3 以上ある場合、基肥は使わず生育を見ながら追肥する。

苗の取りあつかい:84穴プラグの場合、入荷から定植まで2週間以内であればそのまま管理、それ以上長く置く場合は 7.5~9.0cmポットに移植する。

定植:例)25cm・3目ネット使用で両側マスに全植え。 条間50cm×株間25cm 20cm・4~5目ネット使用 条間40~50cm・2条植え 株間40cm

管理:1 年目、初めに抽台してくる花茎の天花を摘む、または摘心を行って側枝を切花とする。 摘心後は地際からの出芽も増えて株が大きくなる。

収穫・出荷:収穫は花首(茎)がしっかりしていることが条件となる。早すぎると水揚げ不良や茎折れを助長する。 筒状花が周縁より開く。中心部に蕾が0.5~1.0cmくらい残ったくらいが目安。開花が進むにつれて 最も外側の舌状花が下垂してくる。舌状花もつけての出荷を狙う場合は、間延びさせずしっかりとした 花茎を作ることが重要。
品種差もあるが、開花期間はかなり長く2 年目では6月頃~10 月頃まで。ハウス栽培では暖房や電照の利 用でさらに長期の開花・出荷が期待出来る。

病害虫:ウドンコ病に注意。