
今回は、私たちの種苗会社で取り扱っている木立ニーレンベルギアの魅力と育て方について、ご紹介します。
▮木立ニーレンベルギアの特徴
直立して草丈80cm程度に育つ木立性ニーレンベルギア。茎の上部はほうき状に枝分かれして、5月中旬ごろから、連続開花し無数に花を付けます。枝が堅く高さとボリュームがあるので、コンテナやボーダー花壇にも最適です。
木立ニーレンベルギアの花
細長い筒状の花が特徴で、色は紫、青、白など様々です。花は約1.5〜2.5cmの長さがあります。
木立ニーレンベルギアの成長環境
日光を好みますが、半日陰でも育ちます。
排水の良い土壌を好みます。乾燥に強いですが、過度の湿気には注意が必要です。
特性
美しい花と強健な性質が特徴です。
比較的育てやすい植物で、花期が長いためガーデニングにおいて人気があります。
▮木立ニーレンベルギアの概要
<学名>
Nierembergia longiflora
<分類>
ナス科/ニーレンベルギア属
半耐寒性宿根草
<植え時>
温暖地: 温暖な気候の地域では、春から初夏が最適です。気温が15°C以上になり、霜の心配がなくなった時期が良いでしょう。
寒冷地: 寒冷地では、室内で種を育ててから、外の気温が安定する春の終わりから初夏にかけて、苗を外に移植するのが一般的です。
<開花期>
5月~9月
<草丈>
80cm前後
<用途>
花壇、鉢植え(深いもの)
▮木立ニーレンベルギアの育て方
<植える場所>
陽当たりの良い場所で、排水の良い土を選んで植え込みます。
鉢植えはなるべく大きな鉢に植えましょう。
<水やり>
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
<肥料>
植え込み時に花用の緩効性化成肥料を与えて下さい。
追肥は花の咲く時期に月2回程灌水がわりに液肥を与えて下さい。より綺麗に咲きます。
<冬場>
半耐寒性ですので、寒冷地では冬期マルチングなどして霜よけして下さい。耐寒温度は-5℃程度です。
<ポイント>
咲き終わった花を小まめに摘み取ると次の花が早く咲きます。
▮注意点
<水やり>
比較的乾燥に強い植物ですが、土壌が完全に乾燥する前に水を与えることが重要です。乾燥しすぎると成長が遅くなる可能性があります。
<土壌>
水はけの良い土壌で育てることが必要です。
過湿や水たまりは根腐れの原因となるので、鉢植えの場合は底に排水穴を設け、地植えの場合は排水の良い場所を選んでください。
▮木立ニーレンベルギアの活用事例
木立ニーレンベルギアは、美しい花と優れた耐久性を持つため、さまざまな庭や景観で広く利用されています。以下は、木立ニーレンベルギアの活用事例です。
1.コンテナガーデン
鉢植えやプランターで育てることができ、玄関先やテラスなどのスペースを彩ります。ボリュームと高さがでるので、他の低めの植物と組み合わせることで、視覚的なアクセントを加えることができます。また、一株で植えても十分楽しめます。

2.ボーダー花壇
木立ニーレンベルギアは、花壇や歩道の縁取りとして使われることが多いです。手前から奥にかけて徐々に背の高い植物を配置していくことで美しいボーダーができます。木立ニーレンベルギアは50~80㎝前後の草丈になりますので、ある程度背丈のある奥側の植物として重宝されます。
3.花壇のアクセント
他の多年草や一年草と組み合わせることで、花壇に動きとバリエーションを加えることができます。特に紫や白の花色が、他の色彩とのコントラストを際立たせます。5月の後半から秋まで連続で開花する花が長く楽しめます。
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