
今回は、私たちの種苗会社で取り扱っているニチニチソウ(天使のビンカシリーズ)の魅力と育て方について、ご紹介します。
▮ニチニチソウ(天使のビンカシリーズ)の特徴

花型について
ニチニチソウの花は、一般に小さくて五弁の形状をしています。
花色は豊富で、白、ピンク、赤、紫などがあります。
また、中心部にはしばしば異なる色の斑点やリングが見られることもあります。
茎立ちについて
ニチニチソウは、低い株立ちの多年草で、茎は立ち上がりがちです。
一般的には、20〜50センチメートルほどの高さに成長します。
特徴
花型が珍しい栄養繁殖型ビンカです(亜熱帯地区の海外導入種)
また従来の栄養系種と比べて耐暑性のある大変丈夫な品種です。
蒸れにも強く、夏に強い育てやすい品種です。従来の栄養系種と比べて耐暑性のある大変丈夫な品種です。
鮮やかな花色と強健な性質から、ガーデンや鉢植えにおいて非常に人気のある植物です。
▮サンビタリアの概要
<分類>
キョウチクトウ科 ニチニチソウ属
<植え付け時期>
5月下旬~7月
<開花期>
6月~11月(栽培環境により異なります。)
<用途>
コンテナ植え、花壇
▮ニチニチソウ(ビンカシリーズ)の育て方
<育て方・管理方法>
水はけのよい土に植え、日当たりの良い場所で育てます。
少なくとも1日4〜6時間の直射日光が理想です。
定植時に花用の化成肥料を適量与えます。
<水やり>
土の表面が乾いたらたっぷり与えてください。
<水はけ>
ニチニチソウは排水の良い土壌を好みます。湿気が多すぎると根腐れの原因になるので、鉢植えの場合は鉢底に小石や鉢底ネットを敷くと良いです。
<肥料>
緩効性の肥料や液体肥料が適しています。花の多い時期には、窒素、リン酸、カリウムのバランスの取れた肥料を使用すると良いでしょう。
<剪定>
伸びすぎた枝は適時、分枝している部分の少し上でカットして株型を整えます。
<耐寒性>
非耐寒性多年草:耐寒温度5℃(冬季は室内で管理します)
寒冷地では、霜の降りる時期には室内に移すか、防寒対策を行います。
温暖な地域では外で越冬することができますが、特に寒冷地では注意が必要です。
<注意点>
天候により花の中央の花弁の開きが遅くなることがあります。
▮ニチニチソウ(ビンカシリーズ)の活用事例
ニチニチソウ(ビンカシリーズ)は、その美しい花と丈夫な性質から、さまざまな場面で活用されています。以下はいくつかの活用事例です。
- 花壇
ニチニチソウは、鮮やかな花色と長い開花期間を持つため、お庭の花壇(地植え)によく利用されます。暑すぎて植物が枯れてしまう昨今の夏でも、美しく可憐な花でお庭を彩ることができます。 - 鉢植えやコンテナガーデニング
そのコンパクトな成長とキュートな花色により、ニチニチソウは鉢植えやコンテナガーデニングにも人気があります。パステルカラーのロマンチックな雰囲気やエレガント、キュートな雰囲気も作りやすい花色と花型です。ベランダや玄関先に飾ることで、手軽に彩りを加えることができます。 - 寄せ植えのアクセント
ニチニチソウは丈夫なため他の植物との相性が良く、寄せ植えの中でアクセントとして使用されることが多いです。カラーリーフや他の花と合わせるとその魅力がより引き立ちます。

この寄せ植えでは、天使のビンカ(エンジェルホワイト)、ジニア(ヒャクニチソウ)、可レックス、ディコンドラを使用しています。使っているバスケットは弊社のFlaboで取り扱っている村井屋産業さんのppラタンバスケットになります。植物製のような雰囲気のバスケットですが、ポリプロピレンで出来ており水に強いです。バスケットの内側にはビニールが貼られているため、寄せ植えにしても乾燥しにくくとても使いやすい商品です。バスケットの中でも持ち手のついているものは寄せ植えのバランスがとりやすいため、初心者の方にぜひお試しいただきたいです。
4.ハンギングバスケット
暑さで乾燥しやすく管理が難しい夏のハンギングバスケットにも天使のビンカは最適です。次々と咲く半八重の個性的な花は多くの人の目に止まります。
これらの活用事例により、ニチニチソウはさまざまな場面でその美しさと耐久性を活かすことができる人気のある植物です。