ベニバナ

学名: Carthamus tinctorius

科名:キク科

和名:ベニバナ

原産地:西アジア、地中海沿岸

特性:染料の原料として山形県で栽培されてきた。観賞用としては、生け花、アレンジフラワー、ドライフラワーなどに多く使用されている。相対的長日性植物で、花芽分化は、温度より
も日長に大きく影響され、13.5 時間以上の日長が最適とされる。高温、長日の条件下で開花が著しく前進する。低温、短日は逆に開花が遅れることになる。
露地、ハウスなどを利用し、国内至る所で栽培が出来る。種子が比較的大きく、フラワー
ネットを敷き、マス目に種子をまきつけていけば、省力的な栽培が可能。

適地:開花期に雨量が少なく、耕土が深く排水良好な中性~弱酸性の肥沃な土壌であれば土質はさほど選ばない。

支柱・ネット張り:12~15cmマス目のネットを 1~2 段用意する。

肥料:多すぎると茎が太くなりすぎる傾向にある。残肥が予測される場合は基肥無しで作付け、生育状態を見て少量を施すようにする。大半は無肥料で茎葉を堅く締めて作るようにする。

播種・定植:発芽適温 15~26℃、切花をする圃場に直接播種して栽培するのが簡便。
1 晩ほど吸水させた後、深さ 0.5~1.0cm に播種する。
生育を抑制させる場合は、プラグやポット育苗をしてから定植するのも良い。

栽植距離
1m幅ベッド、通路 60cm、15cm×15cm、1~2 粒直まき(間引き)
1m幅ベッド、通路 60cm、4~6条 条播種

電照:13.5 時間以上の日長があれば花芽分化する。短日期間に日没後か、夜中に電照を行う。
100W/10 坪(33 ㎡)ほど。また加温により開花を促進することが可能。

管理:日が短い時期は側枝が長く伸びて段咲きとなりやすい。天花を外したり、電照をすると、頂部で花が揃いやすくなる。ハウス栽培では、草丈が伸長するに従い通風が悪くなるので、地際部の葉を数枚かき取るようにする。

病虫害:炭疽病、軟腐病、灰色カビ病、害虫ではアブラムシ、ハモグリバエなどが寄生することがある。それぞれ定植時や栽培過程で処置する。

収穫:1 茎の内、数輪が開花し始めた頃に、地際部から切り、長さ 80-90cmほど揃える。品質別に仕分けをし、10 本 1 束として結束する。水揚げは十分行う。