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かぼちゃ(おもちゃかぼちゃ)

科名:ウリ科カボチャ属

かぼちゃ(おもちゃかぼちゃ)の栽培

小型~大型、白・オレンジ・緑など様々な種類があります。

適地:日当り通風、排水がよい圃場を選びます。

作型:4月~5月に播種、5月~6月に定植、8~10月に出荷

播種・育苗

催芽を行うことで発芽が揃います。
湿らせた布やペーパで挟み、22~25℃を保ちながら1日~2 日程管理すると、発芽孔が割れてきます。
発芽孔を下に向け、育苗箱またはプラグトレイに挿していきます。根が出ている場合は、根を傷つけないように、穴を空けておいてから埋めて下さい。
本葉展開前にポットまたは大きめのプラグ(50 穴などで小苗定植)に移植します。
ポット育苗の場合は本葉がかさならないように広げます。プラグ育苗の場合はあらかじめ、1 つおき等で育苗を行うとスペースが確保出来ます。

定植:定植前に苗を露地に置き慣らしておきます。十分に気温が上がってから行います。
株間 0.8~1.0m 畝間 3.0m ほどつるが伸びる方向を確認しながら植えます。
風が強い日は避け、パオパオなどでトンネル被覆すると初期生育が安定します。

施肥:元肥として1 アール当たり成分量で窒素・リン酸・カリを各0.8~1.2 ㎏ 程与えます。
※土壌診断を行ってから調整することをお勧めします。
追肥は生育を見ながら加減して下さい。

つる整理、つる誘引:観賞用の場合は放任が多いですが、孫つるの整理、誘引を行うことにより着果・肥大のコントロールが可能になります。

着果:晴天が多いと放任で順調に着果します。ミツバチを放ち受粉・着果を促すこともあります。
地面に実が触れた状態で肥大していくと着色が不均一になったり、形が悪くなったりします。
大型品種は敷き皿、小型品種は敷き藁などの工夫により改善します。

収穫・出荷:ヘタ(ハンドル)部分がコルク状にひび割れしたころが目安です。着色状況も見ながら収穫して下さい。
収穫後は1 週間~10 日ほど乾かし、その後、汚れを落とし出荷となります。良い状態で収穫・出荷したものは、数ヶ月間の鑑賞が可能です。

病害虫:ウドンコ病、アブラムシ、ハダニに注意して下さい。