湿った状況で温度が下がると、地上部が枯れこみ、地下部へと枯れが進んでいきます。
地上部をカットすることにより、新しい芽の生育を促して、株全体を生かす方法がお勧めです。
越冬ハウスでは秋、露地越冬の場合は融雪後が地上部カットの適期です。
条件による管理方法の選びかた
*環境が良く(越冬ハウスで最低気温が0℃~-4℃ほど)、早い時期の出荷を狙い、強い品種である場合は、地上部の葉部分を切ります。株元は高さ2~5cmほどのドーム状に残します。
この残した部分が枯れこまないという前提であり、難易度が高い方法です。
*環境が悪い、出荷時期にこだわらない、または弱い品種の場合は、地上部を全て切ります(添付資料のように)。
この作業は出来るだけ気温が昼15~20℃くらいまで上がる時期に行いたいです。
雪の下越冬の場合は、雪融け後に行います。こちらの方が簡便で、株生育が揃いやすいです。