こんにちは!11月になって一気に冷え込んできましたね。
今回は西軽井沢農場での作業を紹介します。
作物を植える前に土の状況を知っておく必要があるため、土壌診断を行います。
土壌診断を行うことで、過剰や欠乏している成分を分析し、土壌改良や施肥量を計算していきます。
これは土壌診断用のスコップです。
いつも使っている三角のスコップだと表層と下層でとれる土にばらつきがあるため、このスコップを使うことにより、表層と上層の土を均等にとることができ、正確な診断結果になります。
同じ圃場で土が均等にとれるように5か所ほど採取した後、新聞紙に広げ乾燥させます。
その後、ふるいにかけ、調査を委託している機関に送付します。
続いて次の作付けに向けて、土壌消毒を行います。
同じ土壌で作物を育て続けると、特定の病害虫が増加してしまい、悪影響を受けやすくなってしまいます。そのため、土壌中の病害虫や雑草の種子を駆除するために土壌消毒を行います。
土壌消毒はいろいろな方法がありますが今回は蒸気消毒を行います。
蒸気消毒は土を蒸気の熱で消毒する方式です。土の中央に鉄のパイプを通し、熱が逃げないようにビニールを被覆し、この中に蒸気を通します。土壌を一定時間高温にすることにより殺菌を行います。
これで次作も安心して栽培できます♪
これから寒くなってきますが、体に気を付けて作業を行っていきたいです。