
今回は、私たちの種苗会社で取り扱っているギャラリーダリアの魅力と育て方について、ご紹介します。
▮ギャラリーダリアの特徴
ギャラリーダリアはオランダで発明された花壇、鉢植え向けの育てやすいダリアです。
従来品種よりコンパクトに鮮やかな花をたくさん咲かせ、とても豪華です。
その美しさと華やかさから、庭やフラワーアレンジメントに人気があります。
花は春と秋に2回、咲きます。
冬季は盛り土や敷き藁などで保護すれば越冬可能です。(寒冷地は掘り上げて室内へ)
育てる際は、日当たりの良い場所と適切な水やりを心がけると、長期間楽しむことができます。
花の形状
ギャラリーダリアは、ボリュームのある花弁が特徴です。花びらが非常に密集しており、球形やカップ型の美しい花を作ります。
5つの品種があり赤、ピンク、黄色、白、オレンジの色をしています。鮮やかで深みのある色合いが特徴です。
花期
一般的に春から秋にかけて開花します。開花期が長いことから、長い間楽しむことができるのも魅力です。
▮ギャラリーダリアの育て方
ギャラリーダリアは比較的丈夫で育てやすいとされますが、良好な開花を得るためには適切な土壌と水分管理が重要です。
<日照>
日光を好むため、日当たりの良い場所で育てます。
植える時に市販の緩効性肥料を与え、花が咲き始めたら2週間に1度位、液肥を与えます。
<土壌>
排水性の良い土壌を好みます。肥沃な土壌が最適です。
<水やり>
定期的な水やりが必要です。水の上げ過ぎによる過湿にならないように注意が必要です。土の表面が乾いたタイミングでの水やりが最適です。
<施肥>
たくさんの花を咲かせるには適切な肥料を与えることが大切です。緩効性肥料の施用は初心者にも簡単なのでおすすめです。
<管理のポイント>
最初に枝が伸びてきたら、頂点の芽と枝を摘み、側枝を成長させ株型を整えます。
夏に備え、ある程度剪定しておくと秋に見事に咲きます。
<耐病性>
ギャラリーダリアは比較的耐病性が高いですが、ダリアに一般的に見られる病気(例:うどんこ病や灰色かび病)には注意が必要です。葉が茂りすぎると通気性が悪くなり、うどんこ病になりやすくなるので、下葉を取り除いたり選定をおこないます。灰色かび病は、こまめな花がら摘みを行うことで防げます。
▮ギャラリーダリアの活用事例
ギャラリーダリアはその美しい花とコンパクトな草姿から、さまざまな場所で活用されています。
以下は、ギャラリーダリアの具体的な活用事例です。
花壇
ギャラリーダリアは鮮やかな色合いで庭の花壇に植えると、華やかな色彩をもたらします。特に他の花とのコンビネーションで植えると、一層素敵なお庭を作ることができます。枝が広がりたくさんの花を付けると評判です。
コンテナガーデニング
矮性ダリアはコンテナガーデニングに非常に適しています。鉢植えやプランターに植えることで、バルコニーやパティオ、小さな庭など、限られたスペースでも楽しむことができます。コンパクトなサイズが、狭い場所でも目立つ存在感を持たせます。
鉢植え
コンパクトな草姿を保つギャラリーダリアは、鉢植えに最適です。ベランダやテラスに置くことで、限られたスペースでも楽しむことができます。また、玄関先や窓辺に飾ることで、住まいに彩りを加えます。
ハンギングバスケット
ギャラリーダリアはコンパクトな草姿ながら、ふっくらとアクセントとなる花を咲かせることからハンギングバスケットにも最適です。メインの花材やフォーカルポイントに配置してもらうのがおすすめです。
寄せ植え
他の植物と組み合わせて寄せ植えにすることで、多彩なアレンジが楽しめます。ギャラリーダリアの鮮やかな花は、様々な植物との相性がいいです。葉が暗めの緑色なので、斑入りの植物やカラーリーフと楽しんでもらえればと思います!
これらの活用事例を参考にして、ギャラリーダリアをさまざまな方法で楽しんでください。
▮ギャラリーダリアの品種
①シンガー(赤)

②セザンヌ(黄)

③デガス (ピンク)

④アートフェア(白)

⑤マティッセ(オレンジ)

ギャラリーダリアについては、こちらもご覧ください!