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狙いどおりの草丈と花色の調整の仕方

狙いどおりの草丈と花色の調整の仕方

生育環境を変えることにより、切花の仕上がりにどのような変化があるかをみました。(西軽井沢農場)
結果としては、遮光により、草丈は伸びたものの、花色が淡くなり、
茎が柔らかくなりました。
以下遮光のことなる栽培方法を記載しました。

上:試験区A
下:試験区B

草丈:遮光有り・6条のA区のほうが長くなった。
茎の硬さ:A区のほうが柔らかく、B区のほうが硬くなった。
いずれも、遮光と条数の影響と思われます。

上:試験区A
下:試験区B

節間:A区の方が長くなった。間延びしている。
これも遮光と条数の影響と思われます。

試験区A(左) 試験区B(右)

花色は試験区Aが淡く、Bが濃い。遮光をすることにより色が淡くなる。
花径は試験区Aが大きく、Bが小さい。
(下枝整理により花数が少なくなった方が大きくなる)

試験区A(左) 試験区B(右)

茎色:試験区Aの方は緑色に近く、B区のほうは緑色+赤色系の発色。
主に遮光の影響と思われます。

今回の試験では・・・
遮光により、草丈は伸びたものの、花色が淡くなり、
茎が柔らかくなりました。高温期でも過度な遮光にならないよう
ご留意下さい。

環境による変化は大きいことが分かりました。
より狙いどおりの色・形になるような栽培方法を工夫して頂けましたら幸
いです。

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